ブランドの根幹 〜企業ブランディング確立のためのヒント〜
経営コンサルタントしての研究活動指針を、企業ブランディングの追求だと小生は位置付けています。このテーマはとても奥深く、おそらく一生かけても答えにはたどり着けないでしょう。
ブランディングという言葉を本当に意識したのは、法政大学大学院時代に小川孔輔先生の授業を受けてからでした。先生は、経営学におけるブランド研究の第一人者で、とても有名な先生です。先生の「井戸を掘れ!」という言葉は今も心に突き刺さっています。
「研究しても(井戸を掘っても)答えに行き届く(水が出る)かは解らない。だけど井戸を掘らないと答えはずっと解らない」という意味です。
中小企業ブランド論を研究して9年あまり。行き着いた現在の結論は、「ブランドは品質が決める」ということです。間違いのない品質、圧倒的に支持される品質、お客様を裏切らない品質…こういう極上の品質が、ブランドの根幹です。
よく、「ブランディングは広告が決める」とか「営業がブランドをつくる」などという言葉を耳しますが、それは間違い。
品質が根底にないブランドは、もっとも大切な「リピーター」というお客様を取り逃がしてしまいます。
究極のブランディングは、「営業などしなくても、ファンを創れる」とうクオリティ(品質)なのです。
では、品質とは???
次回で書きます。
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。