新商品開発〜エイチメソッド〜 商品の定義2
新商品開発は、製品開発とは根本的に違います。商い(お金をもらう)をするためのモノだという認識が必要です。
高付加価値・高品質・高価格があたりまえ
中小企業が、新商品開発に取り組むとき、できるだけ低価格で…という価格競争を意識したプロセスは意味がありません。
中小企業は、高品質・高価格で勝負するのです。ここでしか手に入らない商品、お客様がわざわざ買いに来てくれる商品、のどから手が出るほど欲しがられる商品…を開発していくのです。
その商品にこめられた”想い”は、企業の努力(商品開発にとりくんだ努力過程)、企業の価値(理念やビジョン、社会貢献度)、プロジェクトメンバーのエネルギー(熱意)、試行錯誤した苦労…などが含まれます。
従って、高価格があたりまえ。高くてあたりまえなのです。
高価格で売れて、喜ばれる商品開発
お客様は、安いモノだけを求めているわけではありません。安かろう悪かろうでは、お客様満足度は満たすことができません。
また、超情報化社会の今日では、似たような製品・サービスは巷にあふれています。理由は簡単。模倣がたやすいからです。
中小企業が新商品開発に取り組む際は、お客様から喜ばれて高価格で売ることのできる商品というテーマで取り組みましょう。
最大で最強の商品
中小企業にとって、最大で最強の商品は何か?
それは、主力商品(モノ)や定番商品(モノ)ではありません。最大の商品は、ヒト(経営者や社員)以外にないのです。
企業に集う人々の”想い”や”努力”が価値を創造します。
その価値が新商品を生みます。商品そのものは、”想い”や”努力”を形にしたものに過ぎないのです。
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