新商品開発〜エイチメソッド〜 失敗しない商品開発
商品開発プロジェクトを進めていくとき、計画自体の頓挫やフェードアウトに陥る場合が往々にしてあります。
コンサルタントとしての経験から、失敗する商品開発プロジェクトにはある共通点があります。
今回はその共通点について、記述したいと思います。
失敗する新商品開発の特徴
①PL(プロジェクトリーダー)が存在しない…プロジェクトリーダーの不在は、それ自体が失敗と言えます。ディスカッションに至っても、皆が言いたいことを言うだけで、意見がまとまりません。
②理念(想い)の共有化ができていない…何のための新商品開発か?という事業理念がプロジェクトチームメンバーに共有化されていない、あるいは理念自体がない。そのため、金儲けに走りがちで、損得勘定の判断基準に陥ります。結果、計画が頓挫します。
③理念(想い)を実現する覚悟がメンバーに不足している…メンバーは、すべからくプロジェクト推進の”覚悟”が必要です。順風満帆なプロジェクト進行などありえるはずもなく、うまくいかない場合が多いのです。その難題を乗り越えるブレない覚悟がないと、計画が進行しません。
④経営者のプロジェクトチームに対する権限移譲ができていない…経営者の後ろ盾がないと、山積する課題を解決できません。新しい取り組みは、ただでさえ組織の逆風にさらされます。経営者が企業全体にアナウンスし、後ろ盾となっている趣旨を示す必要があります。
以上4点が主な要因です。
もっとも必要なのは、事業理念の確立と浸透・トップの覚悟でしょう。
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