新商品開発〜エイチメソッド〜 売価設定の極意
前回のこのテーマ欄にて、『レシピ作りと原価計算』について書きました。
今回は、売価設定についての考え方と極意(と勝手に思っている)について主張します。
低価格路線での売価設定はダブー 高価格戦略で勝負すべし
できるだけリーズナブルに売価を決めたい…というのは、企業側のごくごく自然な考え方だと思います。
中小企業が新商品開発や新規事業開発にて、ブランディング強化戦略に舵を切った際、売価設定は基本的に”高価格戦略”であるべきです。
いつの時代でも、中小企業経営の基本は「高品質・高付加価値・高価格」戦略です。
そして、プロジェクト型で新商品開発や新規事業開発に取り組むときは、売価をあえて高価格設定します。
以前にも述べましたが、製品自体にお客様はお金を払っていません。
新商品開発に込められた、開発者の想い、プロジェクトメンバーの労力、生産部の汗、販売部(営業部)の接客力…引いては企業側の努力にお金を投じてくれるのです。
ですから、高価格で当たり前…です。
安価にすることで、利益を圧迫する必要はありません。
堂々と、この商品にはこの”想い”が込められているという考えに基づいて、価格設定ディスカッションを進めていきましょう。
また、価格を下げるのはいつでもできますが、一度決まった価格を上げるのは至難の技です。
やもすれば、お客様離れを引き起こしかねません。
”高品質・高付加価値・高価格”戦略を実直に実行してみてください。その想いに共感していただけるお客様は、絶対にいらっしゃます!
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