社員報奨制度について思う…

社員報奨制度は、販売会社を中心に設置していることが多いですね。

今日は、福岡のクライアントにおいて感動的な場面を経験しました。

上半期のMVP(個人)、敢闘賞(個人)、MVS(ショップ)を表彰するのですが、前回の幹部会議においてそれぞれの賞における定義を再検討しました。

そこで新しく審査・選考方法を決定したのですが、その方法がとても組織にマッチしていたので紹介します。

MVP…実績数値がNo1のスタッフ(幹部を除く)。

敢闘賞…売上実績No2〜No11までのスタッフ(幹部を除く)について担当上司が、長所をプレゼンテーションして、投票により決定。

MVS…店舗の実績数値やチームワーク、理念を遵守した姿勢などを評価して経営者が決定。

特筆すべきは、敢闘賞です。担当上司は、スタッフに対する”想い”を一生懸命プレゼンしてくれました。

感極まって泣きだす幹部が続出です。

投票する側ももらい泣き。このような思いやりのある会社が伸びないはずがありません。

社員報奨制度は、単に数字だけでなく定性的(数字では表せない貢献度)評価も加えて制定することが重要です。

数字だけの過度な競争意識は、組織力を脆弱化させます。ギスギスした風土が組織を蝕んでいくことが多いからです。

また、報奨選定も幹部会議や経営会議などの合議制で決めましょう。ユミークさや遊び心も大切なファクターです。

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