事業承継の難しさ
多くの中小企業が、事業承継に迫られている現状です。
しかし、円滑な事業承継はとても困難です。円滑な事業承継を実現するためにはどうあるべきか??考察してみたいと思います。
先代の代表(社長)との経営(商売)に対する考え方(価値観)が違う場合、事業承継はまずうまくいきません。
なぜか?
経営理念(経営の目的)に相違があるからです。
例えば、先代は「経営は儲けてなんぼ…」「人件費は削るだけ削り、効率的に利益をあげる…」などという考え方。
2代目は、「経営理念の実現こそ目的」「人財こそ最強の経営資源」と考えて、内部環境を整えよう考えていたとします。
この場合、理念(目的)の違いは決定的な価値観の違いを生み、承継はうまくいきません。
では、どうするか?
事業承継する2代目に、完全に受け継ぐ準備を粛々と進めて、承継後は先代には、経営を任せるという確約をもらうことです。
できれば、役員(取締役)からも外れていただくことがベスト。
発言力が影響を及ぼさないように、じっくりと話し合うことです。
完全承継のための、第一の条件と言えるでしょう。
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