CSか?ESか?

以前、ある経営者が言っていた言葉を思い出します。

「今、ES(社員満足度)が先か、CS(顧客満足度)が先かと言われていますが、それはトレンドにしか過ぎない。我が社はCS第一主義でいく。なぜなら、お客様が喜ばれることが社員の至上の喜びだからだ。」

「お客様からお金をもらう。そのお金で収益を上げて、社員に還元できる。それこそ社員満足度アップに直結する。」

この二つの言葉。今でもとても違和感を覚えます。

お客様が喜ばれることが、社員の至上の喜びでしょうか?それもあるでしょう。しかし、社員の至上の喜びは、家族やかけがえのない人が喜ぶことだと思うのです。

決して、お客様だけではないのです。

また、社員満足度アップはお金(給与)だけではありません。経営者の人間的魅力や、やりがい、仕事の面白さ、仲間意識…とても様々で多様なファクター(要因)がからむのです。

その経営者は、売上至上主義の考え方をされていました。

経営の目的は、売上や利益の追求ではない。

それは、目標であり結果現象。経営の目的は、経営理念に肉薄することであり、社員や関係する人たちの幸せの追求でなのです。

 

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