会計事務所の経営革新−2
会計事務所は、これから大きく変革期を迎えることになると考えています。
より多面的な、より具体的な、より実行可能、より経営の実態に肉薄した提案が求められるようになるからです。
ところが、変革を感じながら、自身の事務所が変わっていく努力を怠っている会計事務所が、かなり見られます。
以前、小生が所属している会計事務所は、かなり以前からコンサル部隊を配置していました。代表の先見の目は、尊敬に値します。
所属コンサル部の上司とは、コンサルティングの理念が違ったためか、衝突ばかりしていましたが…笑。
会計事務所の職員は、「中小企業のよろず的な相談役・支援役」でなければいけないと考えています。
ということは、経営に関する多面的な知識が求められますし、スキルも向上させなければなりません。
過去(業績)の会計処理からの節税アドバイスだけでは、経営者は満足しません…絶対に。
経営者の悩みは、ほとんどが「ヒト」「カネ(業績)」「モノ」という経営資源に関することです。しかも完全に未来(これから)をどうしていこうか?という課題解決に興味をお持ちなのです。
できる、できないは二の次として、このような未来提案型のコンサル系会計事務所に大きく舵を切らる。
さもなくば、人工知能の発達やクラウド会計の普及などにより、今後急速に経営環境の変革期を生き残ることはできないと考えられるのです。
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