人づくりは企業づくり 企業づくりは人づくり
日々、様々な経営者の方々と触れ合ってると、経営者のお悩みは、「ヒト」と「カネ」に集約されていることが分かります。
とりわけ、ヒトに対する課題は多く、それだけ「企業は人財が全て」という認識をお持ちなのでしょう。
そうです。企業は人財がその善悪を決します。
なぜなら、経営資源の「カネ」「モノ」「情報」…全てが、ヒトが創り出すモノにしか過ぎなからです。
残念ながら、中小企業に本当に寄り添うべき会計事務所の中で、そのことを本当に認識して、会計報告・財務コンサルティングを実施しているオフィスはなかなか会わないのが現状です。
先日も月次報告会に同席しましたが、会計事務所は経費低減のため「人件費を抑えましょう」と言います。
しかしながら、その企業様の現状は明らかにマンパワー不足。
利益は上がっているのだから、ここは人財採用を優先する施策を提案する方がベターです。
目の前の損得よりも、長期的な善悪で物事を判断していかないと。企業は永続発展が目的なのですから。
小生が、中小企業経営において何よりも「ヒト」づくり(教育・育成)を最優先しなければならないと主張するのは、そのためです。
「いい人財が育つのは、いい給料が払えるからだ」と断言する税理士もいました。
それも違います。そのファクター(要因)もあるかもしれない。しかしそれはごく一部の要因。
人財が育つ環境は、経営者の人柄や経営姿勢が決します。
業績重視のキャラクターならば、社内環境はギスギスしていきます。結果、いい人財が育つチャンスロスを産んでしまうのです。
では、どうすればヒトが育つか??次回から考察していきます。
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