部下を活かす上司、潰す上司2

前回に引き続き、こんな上司が部下を潰すシリーズ第2回です。

部下は上司を選べません。ですので、トンデモ上司の部下に運悪くなった場合は、悲劇を通り越して喜劇。もう笑うしかありません。

冗談ではありませんよ。トンデモ上司の部下となったことをプラスと受け止めて、反面教師を参考にしつつ、牙と爪を磨いていきましょう。

来たるべき、反撃の時に備えるのです。

ただ、企業側としては笑えません。幹部を育てるのは、経営者の仕事です。

是非とも人間的魅力に溢れた、幹部スタッフを育成してください。

こんな上司(幹部)は、間違っても育ててはいけません。

 

3.部下の間違いばかり指摘する。

よくいますよね、揚げ足取り上司。そんな上司は案外、自分自身ができていないために、部下の短所が目につく場合が多い様です。

間違いを指摘することは、決して悪いことではありません。

しかし、”ばかり”ということろが問題です。

人間は、短所と長所を併せ持っています。短所と長所は表裏一体。

明らかなミスは、注意しなければなりませんが、ビジネスの世界は正解のない世界です。

何が正しくて、何が間違っているか?上司だけの価値観で測っていたら、部下は萎縮してしまいます。

 

4.自分の考え、方法を押し付ける。

業務にける課題解決の方法は、ひとつということはあり得ません。

ですので、上司の一方的なやり方や考え方を押し付ける様では、主体的行動をとるような人財育成にはつながらないのです。

上司がやるべき方策は、一方通行のティーチングではなく双方向のコーティングです。

部下のオリジナリティあふれる考え方や手法を導き出し、課題解決にあたってもらう環境整備こそ上司の役割です。

 

5.任せてもいいが心配だ。

この言葉は、上司としてもっとも言ってはならない言葉のひとつです。

余計な一言…この言葉に尽きるでしょう。任せるならば、信頼して任せましょう。

「任せてもいいが、心配だ。」この一言は、やる気のある部下のモチベーションを著しく下げます。

「だったら任せるなよ。」部下はこう思って、上司へのロイヤリティ(忠誠心)を失っていきます。

いわゆる、シラケルという心理状態に陥るわけです。

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