医療機関のブランディング戦略

少し違和感があるかもしれませんが、現在の医療機関(病院、クリニック)もマーケティング(市場開拓)戦略が不可欠な時代と言えます。

つまり、”選ばれる医療機関”として、いかに患者様に支持されるか?が将来を決めていきます。

特に小規模な医療機関(クリニック)は、マーケティング戦略を立案して機動的に実行できるかが問われていきます。

ひと昔前のドクターは、結構上から目線で患者様に接していた印象があります。

しかし、今日はドクターも選ばれ評価される時代です。

ドクターからは、押し付け的な治療方法の提示はなされません。

「治療方法として、2つあります。◯◯な方法と△△な方法です。どちらもメリットデメリットがあります。どうなさいますか?」。これが現在のドクターの治療提案方法です。

まさにコンサルティング(提案)です。

時代は変わりました…。

 

同時に、施設である医療機関そのものも、”経営”という主眼を取り入れていく必要に迫られています。

患者様をお客様と認識し、ホスピタリティをひたすら追求する必要があるでしょう。

しかし、対患者様にばかりベクトルを向けていると、ブランディングは成立しません。

医療機関のブランディング戦略は、”そこに働く人(ドクター、ナース、助手さん、事務員様、清掃スタッフ 他)すべての幸せを追求”しないと成功しないのです。

医療も品質が問われます。

患者様に接するスタッフ自身が、雇用側の病院やクリニック、ドクターをはじめとした経営陣からホスピタリティを感じていなければ、患者様に極上の医療サービスを提供できないからです。

 

経営に関する考え方は、企業となんら変わりません。

 

参考にしてほしい医療機関があります。

ずっと前に読んだ書籍「いのち輝くホスピタリティ」(望月智行著 川越胃腸病院理事長・院長)に掲載されている、埼玉県川越市の川越胃腸病院です。

さまざまな善循環の取り組みが、紹介されています。

 

何と言っても経営理念(目的)すばらしい。

ホームページでも覗いてみてください。きっと医療機関ブランディングの参考になると思いますよ。

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