コンサルタントの選定方法−1
経営コンサルタントに相談して、現状の課題解決を図りたいと願う経営者の方々が増加傾向にあるように思います。
特に地方において、その傾向は顕著になりつつあります。
都心部は、様々な企業体や業種・業態も多彩で、同じようにコンサルタントも専門特化しています。
都心部は、情報収集も容易であり様々な刺激を受けます。
しかし地方ではそうはいかず、経営情報に飢えた企業様が本当に増えつつあると感じています。
地方に行けば行くほど、医者もゼネラルドクターが増えていくように、コンサルタントも“町医者型”が望まれます。
小生のような、活動の場を(今のところ)地方に限定しているコンサルタント(中小企業診断士)にとっては、登場機会の増加となるチャンスとみています。
クライアント様を元気にするために、全身全霊を持って課題解決をお手伝いするこの仕事は、とてもやりがいがありますし、誇りを持っています。
ところで、経営者や幹部の方々が、コンサルタントの支援を受けたいと思い立った時、もっとも気をつけてほしい留意点があります。
それは「価値観が共有できているか?」ということです。
経営者が「とにかく儲けたい」という考えを持っている時、コンサルタントが「まずは社員のモチベーションを上げて“いい会社”にすることが肝要」との主張をしていると、そのコンサルティングリレーションはほぼ崩壊します。
売上至上主義の経営者はおられますし、それ自体否定しません。価値観ですから。
「儲け方教えますよ」とか「増収・増益のノウハウ教えます」などの価値観を主張するコンサルタントへの依頼をお勧めするだけです。
小生もコンサルタント業界で、のべ15年のキャリアを持ちました。そのキャリアの中で、こんなコンサルタントは限りなく“怪しい”という輩がいます。
次回は、そのような輩の特徴を教えます。
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