中小企業経営戦略の基本 〜バリュー・マネジメント〜
中小企業がとるべき経営戦略の中で、最大のタブー(禁じ手)は「低価格競争戦略」です。
このことは以前、ブログにも書きました。
価格競争を回避するため、中小企業経営は知恵を結集する必要があるのです。
では、価格競争を回避するにはどうすればいいか?
「製品で勝負をしない!商品で勝負をする。」ということだと主張します。なんのことか??
製品と商品というふたつの概念には、根本的な違いがあると考えています。
「製品」…製造された品物 「商品」…商いをする品物 という具合に。
商いとは何か? 「価値を提供して、対価(お金)をもらう」という行為です。
この価値というものが問題なのです。
製造された品物、つまり「製品」に付加価値(企業努力)を加えて、「商品」化し、それをお客様に提供してお金をいただく。
これを「バリューマネジメント」といいます。
中小企業は、バリューマネジメントに対して日夜努力をしなければなりません。
大企業は、低価格戦略を大量仕入れや大量製造により実現させます。
そして、全方位型のターゲッティングで君臨します。
中小企業は、ニッチ市場に対して注力し、戦略立案・実行していく努力が求められます。
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