志の航跡 〜仲間たちへのエール〜
平成18年の4月頃になると、約3ヶ月後に控えた中小企業診断士第一次試験に向けて、追い込みの時期に入ります。
ひたすら、アウトプット(問題集を解く)の連続で、分厚い問題集を何度も何度も回しました。
今振り返ると、学習方法に大きな反省ポイントがあります。
それは、「満点を取らなくていいい。60点でいい。」という”開き直り”に基づいた学習方法をとらなかった点です。
あくまでも、満点をとるための学習方法に終始していました。
すると、1から10まで学習するという方法に陥ります。
ところが、60%でいいという学手法に切り替えると、苦手な問題は整理する(つまり捨てる)という時間的効率性を得ることができます。
今、中小企業診断士第一次試験に向けてがんばっている皆さんは、ぜひ参考にしてください。
さて、8月。3回目の第一次試験挑戦です。
この年、試験制度が大きく変わります。
当時は、「新規事業開発」という科目がありましたが、それが廃止されます。当然、試験科目は7科目になりました。
また、200点満点だった「企業経営理論」と「中小企業経営・政策」という科目も100点満点に統一され。全科目の満点が1000点から700点になります。
さらに、科目別合格制度が導入されました。つまり3年間で7科目合格すれば、一次試験は通過できるようになったのです。
3回目の挑戦。会場は西南学院大学。今回でカタを付ける覚悟で試験会場に乗り込みました。
試験が終わりました。その年から、翌日には中小企業診断協会のインターネットページに模範解答が掲載されるようになりました。
翌日、仕事をさぼり行きつけのカフェで自己採点。
経済学…52点。財務会計…50点。(やばいな…)企業経営理論・・・74点!(よし)。運営管理…62点(OK)。経営法務…66点(OK)。経営情報システム…82点!(よっしゃ!)。中小企業経営・政策…72点!(予想通り)。
合計458点(700点満点の60%:420点を38点オーバー)!
即、妻に電話連絡。合格点をクリアしていることを報告。その時のパートナーの喜びの声は、今でも忘れられません。
平成18年10月。第一次試験合格を知らせる通知が届きました。
~to be continued~
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