志の航跡 〜仲間たちへのエール〜
このブログでは、中小企業診断士やプロのコンサルタントを志す仲間たちのために、少しでも気持ちの糧となるよう、体験談を綴っていきたいと思います。
この仕事を通じて、困っている中小企業のお役に立つ仲間が増えていくことを祈念して、体験・経験・培った価値観・ノウハウを赤裸々に語っていきます。
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平成18年10月。初めて中小企業診断士第二次試験に挑戦しました。
科目は、経営戦略やマーケティングに関する事例や財務会計に関する事例など4科目です。
1科目80分の4科目で、正直終わったあとはクタクタでした。
会場は、福岡市天神の電気ビルでした。
17時過ぎに科目終了。手応えは…五分五分でした。
第二次試験は、今思い起こせば学習方法も試験対策も、なんとなく立案できますが、なんせ初めての挑戦です。
舞い上がりました…。
試験を終え、家路に着こうとした時、試験会場の入り口に置いてあったパンフレットを目にします。
「法政大学専門職大学院 中小企業診断士養成課程開設! 第1期生募集!」
「これだっ!!」と思いました。
パンフレットを手に帰り、帰宅。家内に「正直五分五分。法政大学が養成課程を創るらしいんだよね…行きたいんだけど…」と切り出したところ。
家内…「行けば。」
この時の会話のやり取りは、今でも鮮明に覚えています。
12月上旬。中小企業診断士第二次試験合格発表を待たずに、法政大学大学院の入学試験を受験するため上京しました。
その数日後、第二次試験結果の通知が届きます。結果は4科目すべてB判定の不合格。
大学院の合格発表は、そのまた数日後でインターネット内で発表されました。
大学院は合格でした。
運命の歯車というものがあるとすれば、小生にとってこの時が、歯車が勝手に動き出した瞬間だったかもしれません。
大学院進学を決心・決断した瞬間、さまざまなことが勝手に動き出していきます。
所属・勤務していた会社(ラジオ局:長崎放送佐賀放送局)を退職する決心をします。
しかし、最大の課題は、入学金・授業料・東京での生活費の確保でした。
実親や奨学金に頼ったことは、否めません。
今でも返済を続けていますが、資金が惜しかったと考えたこともありません。
なぜなら、入学した法政大学経営大学院では、お金以上の価値や貴重な経験、人脈、仲間を得ることができたからです。
ただ、最大の悲しみは家族と離れ離れになること。
2歳になろうとしている最愛の息子と離れて暮らすことは、本当につらいことでした。
〜to be continued〜
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