会議のあり方を考える 〜個人攻撃型会議は時代遅れ〜
以前所属していた会社の朝礼。
クレームの報告を全社員の前で告白。クレームに至った経緯とその対策を、社員全員の前で報告させる…というもの。
「どっかの国の公開処刑みたいだ…」というのが、その光景をみた時の感想です。
ある女性社員がそのクレーム報告した後、ヘコんで(落ち込んで)いたため、その経緯を個人的に聞きました。
すると、内容は「ある上司が受けたクレームを責任転嫁されたもの」でした。
「いびつな組織は、いびつなジンザイを育む」というのは、小生の持論ですが、まさにその通りです。
同じことが会議の場でも言えます。
問題の原因と対策を建設的に議論するのは、プロとして当たり前ですが、詰問攻めで圧力をかけるような会議はもはや時代遅れです。
会議の理想像は、「この後も、また明日からがんばろう」と参加者が思える会議です。
今どき、パワハラまがいの発言や詰問は、本当にナンセンスです。
時々、問題発生を個人の責任に転嫁するような、攻撃型会議やミーティングを見ますが、大切なのは「問題(後ろ向き)を課題(乗り越えるべきハードル)と捉え、チーム(組織)全員で解決に取り組むという姿勢」です。
たとえクレーム一つにしても同じことが言えます。
解決策を個人に担わせると、組織がギスギスしてきます。またそのような組織に限って、いびつなリーダーシップをもった幹部が散見されます。
中小企業の会議は、「メンバー全員で、課題に向き合い、課題解決に向けた建設的な議論とアウトプット、そして解決アクションプランの立案」があるべき姿です。
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