失敗する起業家の特徴−2
前回から失敗する起業家の特徴を考察、記述しています。
失敗とは、事業の断ち切れ、倒産、志半ばで事業をたたまなければならない事態に陥ることをいいます。
残念ながら、そのような起業家が「残ったのは借入金だけ」という事態になった事例を見てきました。
今回はその2回目です。特徴④〜⑥を紹介します。
④決断・実行を他人に頼っている。
面倒な事務や経理作業は、スタッフ任せ。自分は好きな商品開発や広告宣伝にばかり没頭している経営者です。
もちろん経営者には経営者の仕事があります。しかし、面倒な業務をスタッフや外部要員に丸投げではいけません。
商売・事業全体の姿を常に現状認識していないと、経営判断が鈍ります。または、経営者としての業務の優先順位が分からず、判断自体を誤ってしまいます。
⑤売りたいもの(商品・サービス)に対する絶対的な強みができていない。
真の意味での商品とは、企業度力や企業価値であると言えます。その努力の込められた”想い”を形にすることがブランディングです。
商品の絶対的な強みが確立されていないと、つまるところ価格競争に陥り、いいことなどひとつもありません。
⑥“何の価値”を世の中に提供するか?確立されていない。
企業・商売の社会的責任は、価値を世の中に投下していくことだと言えます。何の価値も生み出さず、社会貢献できない商売は、長期的には続いていくはずがありません。
次回は失敗する起業家の特徴⑦〜⑩を記述します。
〜つづく
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