中小企業経営者の判断基準

経営は判断の連続です。小生自身もコンサルティングオフィスを経営していますが、商売とは判断・決断の連続だなあとつくづく感じます。

経営者がいわゆる「経営判断」をする場合、もっとも判断基準となるモノは何でしょうか?

よく陥りがちな残念現象が、「損得判断」です。

つまり、金銭による「これをすれば得、これをすれば損」という判断基準。

この判断基準は、中長期的的に鑑みると企業経営に大きな負の影響を及ぼします。

中小企業が最もやってはならない禁じ手「リストラ=首切り」「社員の人件費カット」などはその最たるモノです。

中小企業経営者が、判断基準とすべき尺度は「経営理念」に他なりません。

経営理念に伴う「行動基準=約束事」を策定し、その約束事にマッチした判断基準なのかどうか?が最大の判断基準です。

経営理念や行動基準を作っていないという経営者の方々は、その判断が「自社社員にとって良いことか?悪いことか?」「お客様にとって良いことか?」「取引先や関係先にとって良いことか?」がその判断基準になります。

金銭勘定の損得判断で経営の舵取りをすることだけは、最大の禁じ手となるのです。

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