会計事務所のブランディング戦略
6年半に渡る勤務経験から、今後の会計事務所の生き残りをかけたブランディング戦略を探求しています。
会計事務所にとって、現在の外部経済は逆風ふきあれる環境だと考えています。
ブランディングされた、躍進する会計事務所として生き残っていくための今後の戦略について提言します。
会計事務所は規模ではない!
会計事務所の数は、25000事業所ほどだと言われます。
スタッフ数100人を超える大型事務所から、一人の税理士が経営している小規模事務所まで様々あります。
合併して大型になったものの、その実態は別々の経営形態。
ただ屋号が統一されただけのハリボテ大型事務所もあるほどですから、会計事務所を選ぶ際に規模はそんなに参考にならないと断言できます。
会計事務所をセレクトする基準は、顧問料のディスカウントでもありません。
低価格で顧問料を設定して、経理事務を請け負う事務所もありますが、その場合は自計化したほうがいいです。
会計事務所こそ、今後は商品・サービスにオリジナリティを打ち出さなければ生き残れません。
ただ、伝票を預かって仕訳して試算表を作り、それを月次訪問で納品するという時代は終わりました。
注力すべきことは、
①クライアントの実態に肉薄して、寄り添った財務コンサルティングができるか?
②経費を削減して、利益を上げるための実態に即した提案ができるか?
③売上増加(増収)のための具体的提案ができるか?あるいは、提案できる専門家と提携しているか?
④経営のあらゆる局面において、総合的なアドバイス・助言ができるか?
⑤職員・メンバーが、①〜④(他にもありますが)が可能なコミュニケーション力を有しているか?
などです。
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