出口の見えないコスト削減政策
中小企業経営において、販管費(販売費および一般管理費)の使い道を診ると、大概の場合、無駄遣いというものは見られません。
せいぜい、交際費や雑費などの削減を図るくらいでしょう。
コスト削減は、限界があります。コストはある意味、商売をする上でのモトデといっても過言ではないと思います。
特に、中小零細企業はコスト削減策は限界があります。
注目すべきは、売上アップと粗利益(額・率)の確保です。
具体的には、
①安売りをせず、プラスアルファの付加価値をつけてお客様満足度を上げる。
②原価計算をやり直し、売価設定を変更する(きちんと粗利が確保できるように)。
③客数を増やし、売上低下に対するリスク分散を図る。
④MD(品揃え)を見直し、ロスや不良在庫を無くす。
⑤提案により、セット販売を展開して客単価を上げる。
⑥時間帯ごとの売上推移を分析して、「売れる時間帯にさらに売る」「売れない時間帯でも少しの売上アップを試みる」
などなどできることは山ほどあります。
コスト削減は、限界があります。上記の売上・粗利作戦すら限界を感じた場合、多角化などの経営革新を考案しなければなりません。
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