アントレプレナー(起業家)へのエール〜変動費(原価)の本質〜

売上原価の公式はご存知でしょうか?

読んで字のごとく「その売上をたたき出した原価(モトデ)」のことです。ですので、仕入れた額=売上原価ではありません。

公式は、売上原価=期首棚卸高(期首在庫)ー当期仕入高+期末棚卸高(期末在庫)です。

つまり、”期間”という考え方を取り入れる必要があるのです。

 

さて、原価は低いほうが原価率が下がり、粗利益率は上がりますよね。

当然、粗利益率は高いほうがいいのですが、ここに大きな落とし穴があります。

原価を下げるために、取引先に無理な価格交渉をしたり、品質を落とすようなことをしてしまうと、大変な事態を招きます。

原価というのは、いつの時代も、どんな時も「適正原価」という考え方が大切です。

その売上を出すために、もっともふさわしい原価額を設定する必要があるのです。

利益主義、損得勘定で起業してしまうと…

無理な価格交渉は「外部での悪評」を招き、品質を落とすと「客離れ」というもっとも恐るべき事態が待っています。

 

取引先との良好な信頼関係、お客様の満足度を決して裏切らない品質…そんな商売を目指しましょう!

 

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