委員会活動のススメ 〜社員参画型モチベーションアップ作戦〜

中小企業にとって、スタッフ(社員)のモチベーションは業績の分水嶺です。

何よりも、現場(最前線)で頑張ってくれる社員の成長が企業成長に直結しますし、彼ら彼女らのモチベーション(やる気や活力)が業績を決定します。

ですので、経営者・幹部のミッションは、社員のモチベーションが上がるような環境や仕組みづくりと言えましょう。

ある税理士が、社員のモチベーションを上げるには給料を上げることがもっとも効果的だと言いました。

彼の主張は、ゆえにお金をいただくためのCS(顧客満足度)を上げて、給料を上げ、それを社員に還元してES(社員満足度)を上げることが重要だというものです。

その主張は、全くの間違いです。

社員は(特に現在においては)、給料でやる気が左右されません。

社員のモチベーションは、経営者・幹部の人間性や姿勢、仲間意識、働きがい、環境など多くの要因に左右されます。

社員の成長を促し、モチベーションを上げて、経営成果に結び付く方策として「委員会活動」があります。

タスクフォース型の期間限定チームを組織して、あるミッションを与え、予算も与えてプロジェクト型で仕組みや商品を開発する手法です。

当然ですが、責任者は経営者自らが担い総括し、委員会には権限を大幅に委譲しすることが条件になります。

まちがっても、委員会活動の結果・効果を否定したり、ちゃぶ台返しのようなことをしては、逆効果となってしまいます。

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