人本主義経営への転換
中小企業診断士として登録し、この仕事を始めて10年を超えました。また、独立して3年半が経過しました。
経営コンサルタントとしての経験はのべ15年を超えました。
この10年、同じ経営支援をミッションとする、多くの専門家にも会いました。
企業経営において、もっとも大切なのは”カネ”であると言ってはばからない税理士。
とてもじゃないけど使えない人事評価制度を、高価格で提案する社会保険労務士。
連絡も取れない、試算表も出さない契約違反の公認会計士。
同じ中小企業診断士でも、上から目線で物言う輩もいます。
経営コンサルタントとして、クライアントの人財を育む支援をするという重要なミッションがあるとブレない信念があります。
つまり、恩師、坂本光司先生の”人本主義(人が唯一の資本だとする考え方)”が、中小企業にとって正しい価値観であるとつくづく思うのです。
大企業はともかく、中小企業経営は人本主義に徹しないと継続しません。
スタッフ、メンバーがイキイキと頑張れる環境づくりが、中小企業経営者の仕事です。
人材が人財に育てば、さまざまな効果・成果を自社にもたらしてくれます。
具体的には、いい商品を創り(仕入れ)、業績を創(お金を生み出し)ってくれるのです。
結果的に、好業績を上げている中小企業は、経営者が人本主義を理解して実践している特徴があります。
逆に、スタッフを大切にしない、取引先を虫けらのように扱うような経営は、永続発展という企業成功は実現できないのです。
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