快適な職場環境づくりは経営者の大切な仕事
かつて、ワークライフバランスという言葉を「屁理屈」と言ってこき下ろす経営者がいました。
彼の主張は、「お金がなければ不幸」「貧乏してワークライフバランスは実現できない」というもの。
また、「仕事の量」が高い給料に結びつく、というもの。
自分から言わせれば、その理屈が屁理屈です。
もし、働く人たちが「お金のため」だけに働いているのならば、主張は理屈が通ります。
ですが、働き人のモチベーションは「お金」だけではありません。
モチベーションの源泉は、「働きがい」「社会貢献」「仕事を通した自己実現」「愉しさ・面白さ」「帰属意識・仲間意識」「経営者へのリスペクト」…など実に様々なファクターが絡み合っているのです。
ワークライフバランスは、ES(社員満足度)を実現する大切な考え方です。
給料というものは、当然高い金額に越したことはありません。
ただし、正社員・非正規社員を含めたメンバーが、給与だけのために働いているのだとする考え方は”美しく”ありません。
価値観ですから、否定するものではありません。しかし、ワークライフバランスを屁理屈だと否定する経営者を、社員が心からリスペクトすると思いますか??
社員が、社会人として人生を謳歌しながら快適に働ける環境づくりは、経営者として真剣に向き合うべき大切な仕事だということを忘れないでほしいものです。
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