中小企業診断士の実際 〜中小企業診断士とMBA
MBA(Master of Business Administration)というものがあります。これをビジネス資格として捉えている方もいますが、MBAというのは経営大学院を修了したという経営学修士の学位のことを指します。
ちなみに、自分は法政大学経営大学院を平成19年に終了しました。
当時、第1期を開設したイノベーション・マネジメント研究科、MBA特別プログラム(中小企業診断士養成課程)の卒業生です。
11年前、当時37歳だった自分は、市ヶ谷の法政大学経営大学院の門をくぐりました。
1年間にわたる研究の日々。今でも懐かしく、充実したというには表現が薄すぎるほど、熱く燃えた1年間でした。
中小企業診断士は、MBAと比較されることが多いような気がします。しかし、意味は全く違います。
中小企業診断士は、あくまで名称独占の国家資格です。MBAは学位にしか過ぎません。
法政大学大学院で、MBAのカリキュラムに沿って研究したプロセスは、ビジネスの根幹・基本と定石を学ぶには最適な環境でした。
何より、志の高い仲間と苦楽を共にした夢のような時間。
人生の財産です。
これから、経営大学院でビジネスを学ぼうとする方へ、あえてエールを送るとすれば…。
机上の空論でビジネスを学ぶのでなく、経営現場で何が起こっているか?その実態に肉薄して、観察・確認・研究して欲しいということです。
特に中小企業診断士のスキルは、現場確認力からスタートします。
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