中小企業診断士の実際 〜コストカッターと対極にある診断士
利益を獲得するために、人件費をはじめとした”未来型経費”を平気でカットするよう指導するコンサルタントがいます。
後述しますが、経費には「現在型経費」と「未来型経費」とがあります。
未来型経費の代表格は、もちろん人件費です。
人件費が、経営の最終目的であると断言する優良企業もあるほどです。
中小企業型家の根幹は、ヒトが決定するという至極あたりまえの原理原則を実践されている証でしょう。
はっきり断言します。コストカッターは、誰にでもできる稚拙なコンサルティング施策です。
特に未来型経費である「人件費」「研究開発費」「教育費」「広告宣伝費」などカットしてしまうと、企業体質がやせ細ってしまいます。
結果、負のスパイラルに陥り、回復自体が困難になっていくのです。
中小企業診断士は、コストカッターではありません。
「価値と価値を掛け合わせて新しい価値を創り出す専門家」です。
ですので、コストカットではなく新しい価値を産み出して売上・利益を創出する支援をしていかなければなりません。
まさに経営革新(イノベーション・マネジメント)を起こす支援をしていくスキルが求められます。
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