中小企業診断士の実際 〜診断士は町医者漢方医である
中小企業診断士をよくビジネスドクターであると仮定する場合があります。
中小企業の改善ポイントを事実確認(診断)し、改善のための施策(治療)を施すという意味では、なるほどドクター(医者)であろうと考えられます。
医者は、さまざまな専門分野がありますよね。
外科、内科、耳鼻科、皮膚科…などなど。
中小企業診断士を、コストカッター的な外科医と比喩する人も居ます。
時にはコストカット(外科的処置)が必要な場合もあるでしょう。
また、内科医として悪くなった箇所(改善ポイント)をゆっくり、じっくり治しながら業績改善を図っていくコンサルタントもいます。
自分にとっての医者的な中小企業診断士像は、「町医者漢方医」です。
中小企業は、課題・問題発生と改善・革新活動の連続です。
クライアントの症状(課題・問題)に対し、すぐに現場に赴くような体制・姿勢が大切です。
また、症状(課題)が出てから対処するのでなく、課題・問題が出ないような体質づくりをお手伝い(処方)する漢方医としての存在がマッチします。
この企業体質づくりは、”いい会社”となるためのさまざまな仕組みづくりに直結しますが、最も大切なのは”人を大切にする心ある会社”づくりであると言えます。
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