中小企業診断士の実際 〜診断士はクリエイターである

中小企業診断士として中小零細企業の支援をするとき、独自のツールを用意しておくことは必須です。

経営学者が開発したフレームワークを使用することはもちろんですが、できれば独自のオリジナルツールを使いたいものです。

 

ツールというのは様々ありますが、ご紹介しておきましょう。

 

①プレゼンテーションツール…コンサルティング支援の内容や、クライアントに対して提供できる成果・効果を提示できるようなビジュアルツールです。できれば、パワーポイントなどのプレゼンソフトを活用して策定する方が望ましいと言えます。また、言葉・フレーズではなく図形や絵を駆使して分かりやすく策定しましょう。

②調査票・リサーチツール…クライアントの実態や周辺情報の事実確認のため、調査票やリサーチ票も必要です。例えば、CS・ESを測定するためのアンケート・サーベイ票や覆面調査(ミステリーショッパー)のための調査項目票などです。

③各種経営資料フォーマット…単年度経営英計画書やビジョン書、戦略策定のためのワークシートのことです。できれば汎用性の高いフォーマットを策定し、クライアントの業種業態・実態に即してカスタマイズできるようにしておきましょう。

④企画書・提案書…企画書を”見やすく”書くことは、大切なスキルです。表や図を駆使して、見やすい企画提案書を策定しましょう。

⑤事例集…コンサルタントにとって最大の武器は、経験による仮説立ての鋭さであると言えます。クライアントでの成功談・失敗談は貴重なコンサルティングノウハウです。事例集としてまとめておけば、とても便利です。

 

このように、中小企業診断士(経営コンサルタント)は、独自のコンサルノウハウを開発・入手する必要があります。

常に高度な問題意識をもち、もっと見やすく、もっとわかりやすく、もっと使いやすいツールはできないか?を考えておく必要があるのです。

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