テクに走る経営者、テクを奨めるコンサルタント

主にネットを通じての告知や広告を目にします。「集客の鉄板方法教えます!」や「ECでとことん売れる方法伝授します!」などの文言。

自称コンサルタントや、マーケティングアドバイザーなる輩が唱っているフレーズです。

集客や販売力向上に困っている経営者は、実際のところ多いですね。

そのニーズに応えるようにして、いわゆる「鉄板ノウハウビジネス」が横行していきます。

困りますね。プロからすると。

 

商売全体を通して、鉄板ノウハウなど存在しないと心得ましょう。

もちろん、戦略を立案して計画し実行して検証、改善していく…PDCAサイクルは存在します。

しかし、経営(商売も含めて)する上で最も大切なのは、「やり方(ノウハウ)」ではなく「あり方(姿勢や想い)」なのです。

 

この「鉄板ノウハウ」を本当に教えることができるコンサルタントがいるとすれば、ご自分で何らかの商売を始めた方がきっと儲かります。いや儲かってしょうがないでしょうね(笑)。

また、このような夢のような言葉に踊らされる、経営者の方々もいらっしゃいます。

売れない理由は何か?売れない原因は何か?を突き詰めて考えると、多くの場合が内部要因にあります。

「鉄板ノウハウ」を手に入れて、伝授してもらい「楽して商売しよう」と考えるのではなく、足元を見つめて静観、熟考していくと「打ち手は無限」にあるものです。

 

テクニックは、しょせんテクニックにしかすぎません。

テクニックよりももっと大切な「企業努力」をブラさないようにして邁進していきましょう。

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