中小企業診断士の実際 〜診断士で収入を上げる−4

ひと昔前、およそ20年前まででしょうか?おそらくインターネットが普及する前までだと思います。

経営コンサルタントは、経営診断(聴診器をあてる)でお金をもらえる時代でした。

クライアントの経営現状を正しく認識するための、”仕事”ができた時代だったのです。

ところが、今(現在)は違います。

ドクターが患者さんに対して、処方箋やオペなどを提案するように、経営の場面においても課題解決のための戦略を提案し、伴走型で実行支援していかなければ「フィー(報酬)」をもらうことはできません。

金融機関の依頼で、経営改善計画書を策定する仕事でも、改善戦略実行支援なるものを策定しなければ、クライアントの満足度にはつながらないのです。

また、処方する(戦略案を提示する)だけでもクライアントは満足しません。

課題解決戦略実行案(革新戦略実行プラン)を伴走型でPDCAしていく、チェックアンドコントロール機能が必要です。

そこで、中小企業診断士の登場局面が到来するのです。

経営会議や戦略会議、各種部門会議で「元気」を注入し、会議のファシリテートと建設型会議の実現を支援すればいい。

また、課題解決のための個別的戦略実行プランの提案とプロジェクト実行支援もできます。

中小企業診断士は、経営の現場(フィールド)にどんどん出て行って、困っている経営者の課題解決のお手伝いを「一生懸命」「誠意を持って」「工夫しながら」継続していくことで、感謝され、喜ばれ、そして報酬をいただだくことができる、とても愉しいお仕事なのです。

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