業績至上主義の会社、人財至上主義の会社

業績至上主義の企業に所属していると、日々変化する売上や利益目標に目が行き、一番大切な”社員がイキイキと頑張る社風づくり”ができません。

以前所属していた会社(転職を3回経験。勤務した企業は3社)は、すべからく業績至上主義の企業でした。

業績重視の企業経営者は、”ヒトとりカネ”の価値観を持たれているような気がします。

このブログで何度も訴えていますが、カネはヒトが創り出す(稼ぎ出す)産物にしか過ぎません。

ヒトよりカネが大切だという経営者は、企業経営の舵取りを間違えてしまう運命にあります。

 

ところで、ES(社員満足度)とCS(顧客満足度)を同列で捉えている経営者もおられます。

やもすれば、CSがESよりも勝ると豪語する経営者(そんな税理士もいましたねぇ)もいます。

彼らの理屈はこうです。

CSが担保されていないと、お金が稼げない。お金が稼げないとES(社員満足度)が実現できない。だからCSが大切なのだ…。

ここでおかしいことに気づきます。

ESがカネで満たされると”勘違い”している点です。

ESというのは、「会社への帰属意識、仲間意識」「仕事自体の愉しさ」「経営者の人間的魅力」「会社の将来性」…などファクターは多岐に渡るのです。

研修会でそうブチまける税理士に対して、その話を怒りを感じながら聞いていた小生は、あえて反論することはしませんでした。

 

企業経営で最も大切なことは、社員を大切にする経営です、間違いありません。

人材を人財に成長させ、躍動する企業。

そんな人財至上主義の会社が、最終的には業績を向上させるのです。

 

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