リスクの高いクライアント

経営コンサルティングがボランティアではないというのは、以前にも述べました。

プロのコンサルタントである以上、コンサルティング支援は商品であり”報酬”もらう収入源です。

であれば、気持ちよく”いい仕事”をしてクライアントに最大限喜んでもらうことが大切ですよね。

経営コンサルタントを生業にしている人は、様々存在しますが、「クライアントは選別するべきだ」というのが考えです。

また、コンサルタントとして仕事をさせていただく場合、リスク(クレームや短期の契約解除など)の高いクライアントとはお付き合いしないようにしています。

今まで、のべ15年間のコンサルタント経験の中から、導き出した答えがあります。

ひとつは、経営に関する価値観の共有・共感ができない経営者はクライアントとはならないということです。

そして、成功報酬を依頼条項として持ち出してくる経営者も、お仕事ができません。

以前「成功報酬型で高額のフィーを考えている…」と提案してくれた方もおられましたが、即、おことわりをいれました。

経営コンサルティングにとって、成功とは何か?定義ができません。

また売上や利益を成功として定義する経営者もおられます(これ自体は価値観ですから否定はしませんよ…念のため)。

しかし、売上や利益を成功定義としてしまうと、テクニカルなことばかり提案・支援するコンサルティングを提供してしまします。

何度も言いますが、経営は「やり方」でなく「あり方」が評価されるシビアな世界です。

いい会社になるための支援をするのがコンサルタントのミッションでであり、売上や利益を上げることがミッションではないのです。

「利益を上げているからいい会社ではなく、いい会社だから利益が上がる」のです。

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