経営会議はドラマである

コンサルティング活動の一環では、各種会議のファシリテートの場面が多くあります。

会議のファシリテートは、経営コンサルタントの大切な支援サービスの一つです。

コンサルタントが随所で課題の一石を投じ、頓挫した議論を滑らかに推進し、有効な決定事項を促す…その意味ではまさにプロのなせる技であるといえるでしょう。

下手なコンサルタントが絡む経営会議は、妙な圧迫感が漂います。

結果としていい議論(インプット)ができずに、魂のこもらない決定事項(アウトプット)が産まれます。

そして魂のこもらない決定事項は、実行が遅れたり、履行されなかったりします。

いい会議の成果が産まれ難いのです。

経営会議は、メンバー(プレイヤー)・参画者の”想い”を発現(発言)する場です。

言いやすい雰囲気、発言しやすい空気…そこには時に激しい議論が交わされ、時に笑いが起き、時にじっくりと深考する時間がある。

その時のタイムリーな課題にメンバー全員で向き合う。

他部門(他店舗)の課題を我が事として、しっかりと向き合う。

そこは、メンバーの想いが詰まった、まさにドラマなのです。

おそらく観覧客がいたら、見入ってしまうほど面白い、筋書きのないドラマでしょう。

そんな人間ドラマに、毎日のように携われる仕事に心から感謝している今日この頃です。

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