中小企業診断士のヒアリング力
中小企業診断士(経営コンサルタント)が、クライアント企業に対してまず施さなければならないオペレーションは、事実確認(ファクトチェック)です。
つまり、クライアント(中小企業)の経営の実態に肉薄し、現場で起きている事象をひとつひとつ確認していくことです。
事実確認のひとつの手法に「ヒアリング」というものがあります。
ヒアリングは、経営コンサルタントとしての大切なスキルです。
つまり、中小企業診断士は”聞き上手”にならないと、その任務が完遂できません。
よく、経営者や幹部、スタッフからのヒアリング中に「口をはさんでしまう」せっかちコンサルタントがいますが、プレゼンテーションはヒアリングを十分実施した後に施すものです。
ヒアリングをする際に大切なコト…これは共感力といってもいいでしょう。
あいずちや、肯定表現などに気をつける必要があります。
前回書いた「現場調査力」と「ヒアリング力」を駆使して、中小企業の現場に身を持って迫り、事実確認をすれば、処方箋(改善案や戦略案)が浮かんできます。
肉薄する、身を持って迫るとは?
それは、五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)を研ぎ澄まし、問題意識を高めて現場観察することに他ならないのです。
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