人材流出は最大の機会損失である
中小企業経営にとって唯一で最大の経営資源は”ヒト=人財”です。このブログでも再三主張していることです。
人財の売り手市場(企業側の募集人数を人材の応募人数が下回る)、人手不足の環境はこれからも大きく変わることはありません。
少子高齢化により、労働人口は急激に減少しているからです。
AIなどの研究が進み、これまでヒトが担ってきた”作業部分”を代わりに実施してくれる時代の到来は、ある意味必然だったのでしょう。
しかし経営が、人間の営みである以上、人財が企業経営の趨勢を決めることは変わりありません。
特に中小企業においては、「ヒトが集まる、ヒトが辞めない、ヒトが育つ」経営をブレずに実施していくべきです。
例えば、人件費300万円で雇用した人財が、1年後に退職してしまったとしましょう。
1年間で投じた300万円という人件費は、すべて水の泡です。
その300万円を別の経費・投資として運用できたら??…。
中小企業にとって、どんばパフォーマンスを可能にできたか測れません。
それが将来有望な人財であったら、まさに機会損失(チャンスロス)ということになります。
人件費の考え方と”経費”と捉えている経営者は意外と多い…。
人件費は、”未来型経費=投資”という捉え方をしないと、経営判断を誤ってしまいます。
”人財流出は最大の機会損失”なのです。
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