生涯就労時代の到来

中小企業診断士として活動していると、企業経営の最終目的は「人を幸せにする」ことだと実感します。

ヒトの中でも、とりわけ一番に来るのは「社員(無期・有期関わらず)」を幸せにすること…というのは恩師・坂本光司先生の言葉です。

小生も全くその通りだと思っています。

企業経営は、「お客様第一主義」の前に「社員第一主義」でなければならない。

なぜならば、社員が幸せでないと、お客様を幸せにすることなど到底できないからです。

人の幸せは、”働く”ということで実現できると考えています。

働き、人に接し、人に喜ばれ、自分も喜ぶ…これが生きているという証ではないでしょうか?

 

超高齢化社会の今日、我々40〜50代の人が、年金だけをもらいながら豊かで幸せな老後を送ることなどできっこありません。

人生の最終コーナーに入り、悠々自適な暮らしを愉しんでいくためには…?

本当に、向き合わなければならない命題です。

静岡県磐田市にコーケン工業という会社があります。

仕事をしているスタッフの年齢は、10代からなんと90代までの方々です。

コーケン工業には定年制がありません。働けなくなるまで働ける会社です。

当然、障害者の雇用にも注力しています。

4世代が頑張っている企業として脚光をあびる優良企業。こんな会社が、増えていけばいいなと思います。

これからは、まさに生涯就労の時代。

生涯にわたって社会に貢献し、収入を得ていく。その収入で幸せな老後を送る…こんな人生を目指したいですね。

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