中小企業診断士として生きる−4 〜その価値とあり方の考察〜

中小企業診断士の価値や仕事を語る上で、中小企業経営と経営者の実際に迫る必要があります。

中小企業経営というのは、決してスマートなものではなく、課題と解決の連続です。

今回は、経営者の特徴について書きたいと思います。

中小企業の経営者は、常にリスクと戦っている”社会人の猛者(もさ)”ということを、まず伝えておきます。

時々、中小企業診断士の中に(自称コンサルタントも含みます)、中小企業経営を見下したような言動をされる輩を見ます。

「あんたはそんなに偉いのか?」と思わず虫酸が走るような局面ですが、大きな勘違いですね。

毎日毎日勝負の連続をなされている経営者に対して、中小企業診断士は”寄り添わなければ”なりません。

具体的に言うと、自分よりどんなに若い経営者に対しても敬意を払い、支援をしなければなりません。敬語を使うのは当たり前です。

また、中小企業の経営者はいろんな経験をされています。

社会の酸いも甘いも知り尽くしている(あるいは知っている)方が多いのが現実です。

たくさん遊んでいらっしゃいますし、人生経験が豊かな方が多いのです。

そんな人生経験豊かな経営者に対し、中小企業診断士も人生を謳歌している人間でないと、対等に対峙できません。

遊びも仕事も知っている(あるいは知ろうとしている)診断士でないと、経営者から飽きられます。

つまり「こいつと話してもつまらないな…」となってしまうのです。

そうなると、仕事にもなりません。

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