中小企業診断士として生きる−6 〜その価値とあり方の考察〜

中小企業診断士は、経済産業省による登録国家資格です。ですので、自称経営コンサルタントとは、違う信念を持つ必要があります。

しかし、中小企業診断士というのは、あくまでも名称独占資格にしか過ぎないことも認識しなければなりません。

つまり、中小企業診断士を取得したからといって、”それだけで食えるわけではない”ということです。

仕事は、経営コンサルティングなのです。

小生の周りにも、中小企業診断士を取得することなく、経営コンサルタントとして大活躍されている先輩もいます。

その先輩方は、実に尊敬すべき仕事に対する情熱・ハート、創意工夫をこらしながら、独自のノウハウを開発されている方々です。

そして、経営顧問を長期にわたり継続されている点に特徴があります。

中小企業診断士として、経営課題解決のプロとしてフィールドに立った以上、長期的な顧問契約で、クライアントに寄り添うことが重要です。

ただ、中には”この人はどうかな??”と思わざるを得ない”自称経営コンサルタント”もいます。

例えば、人材教育や研修を提供しながら、その実際は部下から散々見捨てられたコンサルタント。

飲食のコンサルを自称・自慢し、成功法則などを宣いながら「私は商売として飲食店はやらない、失敗しそうだから(笑)」などと支離滅裂な言動をするコンサルタント。

実際に見てきた事例ですが、国家資格を背負うプロの経営コンサルタント、中小企業診断士を生業とする以上、こんなエセコンにはならないようにしましょう。

 

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