中小企業診断士として生きる−12 〜その価値とあり方の考察〜
知り合いの診断士から、よく言われるのが「クライアントのところで何を提供してるの?」という質問。
小生からすると「???」の質問ですが、最近、「中小企業診断士の仕事(ミッション)」にバラツキが大きすぎるのだな…と考えるようになりました。
中小企業診断士の守備範囲は広い…無限と言っても過言ではありません。
ですが…。
外してはならない支援内容があると考えています。
経営というのは、PDCAの連続ですよね。
では、中小企業診断士はその PDCAを愚直に回していく支援をする必要があります。
もっといえば、経営の最も大切な根幹部分(経営理念、経営ビジョン、経営方針)を策定し、明文化し、見えるかし、PDCAを支援していくことです。
これは、経営コンサルタントの”基本支援”です。
基本支援内容ですので、「最低限実施すべき支援」ということです。
何度も言いますが、経営はテクニックではありません。
最も大切なのは「ハート=心」です。特に中小企業経営は、「心を大切にする経営」です。
経営理念を明文化し、経営ビジョンを共に描いて見える化し、単年度経営方針書を策定する…。
そして毎月の経営会議で、PDCAを回しいく…これが基本支援の内容です。
中小企業診断士の本分は、中小企業(クライアント)の経営基盤(強くてしなやかな)を作ることです。
経営基盤は、理念とビジョン・方針に基づいた様々な戦略を立案・実行することで強固なものになっていくのです。
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