中小企業診断士として生きる−15 〜その価値とあり方の考察〜

経営コンサルタントとして唯一の国家資格である中小企業診断士。

取得・登録し、独立して思う様コンサルティングサービスをクライアントに提供していきたいと思っている仲間も多いと思います。

しかし、診断士は仕事をしながら取得するビジネスマンが多い現状があります。

また、とある情報では「稼げない資格」として、風潮されている現実もあります。

明言できますが、中小企業診断士は「絶対に稼げる資格」です。

問題は、「稼ぎ方」なのです。

表題の「その価値とあり方」にその答えはあるのですが、そこに気づいていない仲間があまりにも多いような気がしています。

中小企業診断士は「経営課題解決のプロ」ですから、クライアントの課題解決に向き合う必要があります。

その覚悟も必要です。

中小企業経営は、課題・問題発生の連続ですから、プロたる中小企業診断士はクライアント様と中・長期的な「課題解決のための顧問契約」で支援することが理想です。

課題は、短期的な処方で対処し解決できるほど甘いものであはありません。

短期的な処方の代表が「リストラ=人員整理」ですが、中小企業診断士の仕事としては絶対に禁じ手です。

実際に、「業績悪ければ、即リストラを提案する」エセコンも大勢います。

人を不幸にするリストラは、ある意味「どんなコンサルでもできる」手法ですよね。

中小企業診断士は違います。

リストラを回避し、あらゆる制約条件を考慮しながら、「人が幸福になる中小企業経営の処方箋」を提案しなければならないのです。

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