企業が変わるとき…。
中小企業経営を見つめていると、この組織は「変わる必要がある、変わらなければ未来がない」という局面に出会うことがよくあります。
経営は生き物ですから、自然に変わっていくことはありません。
つまり、変えていくような意識と行動をしていかなければ、変化は望めないのです。
では、中小企業が”いい方向”に変わっていく(経営革新とあえて言います)ための、”きっかけ”は以下の3局面に集約されます。
ひとつは、「新商品の開発」です。
新しい商品の開発に成功すると、企業は”夢”を描くことができます。
その商品に、新規性が備わっているとなおさらです。中小企業は高付加価値経営です。
高付加価値の源泉は、新規性にあると言ってもいいでしょう。
ふたつめは、「新顧客の開拓」です。
新しい取引先が開拓できたとき、企業経営は革新の機会を得ます。この顧客が優良企業や優良顧客の場合、その変革は大きいものになります。
収入が増えますし、新しい取引先はさらなる取引先を開拓できるチャンスも演出してくれます。
みっつめは、「新しい組織・制度を創る」ことです。
企業の仕組みや、制度をゼロから見直してリフォームしていくことです。
例えば、指示命令系統の見直し、新人事・評価制度の構築、人財の抜擢…などなど。
中小企業は、環境適応業であると言われます。
取り巻く経済環境は、当然のように変革していきますし、企業自体が変わるきっかけの演出には絶えず注意しておく必要があるのです。
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