起業家が軌道化するために−1 〜起業後のマーケティング考察〜

仕事上、起業家についての研究と研修をする機会が多いのですが、アントレプレナーを応援する立場として様々な提言をしています。

今回は、数回にわたり起業家が商売をキックオフした後のことについて記述していきます。

起業家の特徴として、経営計数に弱点を持っている方が多いことが挙げられます。

あくまでも特徴ですので、「自分は経営計数に強い!」とお考えの方は、お許しください(笑)。

経営計数として抑えるべきものは、実は多くありませんし、そんなに難しいものでもありません。

勉強するととても便利だし、商売を愉しんで営むことができる知識です。

そして、いわゆる経営の本には書かれていない「現場型の経営指標に対する考え方」を記述していきます。

まずは、一番目立つ指標「売上(うりあげ)」について述べましょう。

売上は、損益計算書(P/L)の一番上(最初)に記載されている指標です。この指標は深い深い意味があることを認識する必要があります。

売上は公式があります(いくつかあります)。ここではもっとも大切な公式を教えます。

売上=客数×客単価…です。な〜んだそのことか…と思うことなかれ。

では売上を上げるためには、客数と客単価のどちらを上げていきますか?という質問に答えられますか?

「そら、どちらもさ」と思いますが、当然です。では、どちらを先に上げますか?

答えは…明らかに客数です。なぜか?客単価というのは、とどのつまり「お客様の財布の中身」だからです。

財布の中身には限界がありますよね。小生が、客数を増やすことが最優先事項だと主張するのは、その意味からです。

それに客数は、経営基盤そのものです。客数さえ確保・増加していくような商売をされていると、経営基盤ば簡単には崩れません。

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