起業家が軌道化するために−10 〜起業後のマーケティング考察〜

起業後のマーケティングでもっとも大切な戦略は何でしょうか?

新規顧客を呼び込むための販促戦略でしょうか?違います。

答えは「USP(Unique Selling Proposition)の創出と打ち出し」です。USPは、「独自のウリ」とも言います。

他社に追随されない、自社(自店)のトンガリ部分のことです。

実はこれがとても重要なのです。

例えば、ラーメン屋の場合…。

他店のどこも真似できないレシピに基づいた、独自の味を創出して、お客様にアピールすることです。

美容室の場合…。

近隣(同じ商圏内)の他店にはないような、お客様サービスを創出し、徹底して提供することです。

つまり、オリジナル戦略・オンリーワン戦略の推進です。

起業家がもっとも探求しなければならない、ミッションは実はこのUSPの創出といっても過言ではありません。

USPの創出は、努力が必要です。

”棚からボタモチ”状態で生まれるものではありません。

並々ならぬ、絶え間ない努力が求められます。しかし、その行為自体が「企業価値」なのです。

企業価値はブランドに比例します。つまり価値が上がれば上がるほど、ブランド力が上がっていくものなのです。

ブランディング戦略は、広告や宣伝活動で上がるものではない。

また、最近は情報化か発達し、ITを駆使して他社研究が容易になりました。

いつでも模倣される時代です。

ですので、USPは常に見直し、検証し、必要であれば改善していくようなPDCAをお勧めします。

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