起業家が軌道化するために−13 〜起業後のマーケティング考察〜

企業した後は売上を伸ばしていくために、様々なマーケティング戦略を立案する必要があります。注視すべき点は、コストカットに固執するあまりに、機会損失(チャンスロス)を招いてしまうことです。

以前、会計事務所のコンサル部門に所属していた時の話です。

赤字を解消するための施策として、会計監査担当がアドバイスをしていました。

出てくる言葉(助言)の全てが、コストダウンに関することです。これでは、企業は疲弊していきます。

正直に言って、コストダウンは「いつでも、だれでもできる限りなく優先順が低い施策」です。

まずは、売上(収入)を上げていくための戦略を立案し、投下していくことが重要であり、最優先施策です。

中でも、取り組まなければならない最大の課題が「企業ブランディング」というものです。

ブランディングというのは、一言で言うと「高品質・高付加価値・高価格の実現」です。

ブランディングを広告戦略が大切とか、PRが大切などと”勘違い”する経営者もいます。これが大きな間違い。

ブランディングというのは、宣伝広告費をかければ簡単にできるというシロモノではありません。

定義にある「高品質」がもっとも重要な要素です。

極端に言えば、間違いのない「お客様が喉から手が出るほどの高品質」を実現し、ファンを獲得できれば広告や営業などの販促活動なしで、お客様は向こうからやってきてくれます。

つまり、”わざわざ選んでくれる”のです。

このブランディングをいかに確立するか…企業後は速やかに深く深く考案し、立案実行していかなければなりません。

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