起業家が軌道化するために−15 〜起業後のマーケティング考察〜
事業が始まってしまうと、日々追われる業務に忙殺され、経営にとって大切なタスク(仕事)を忘れがちになってしまいます。
日々の業務は大切ですが、経営者として様々なPDCAをまわしていかなければ、たちまち困窮してしまう事態になります。
起業後特に大切なのは、資金繰り管理でしょう。
例えば飲食店の場合、現金で収入(売上)金が入ります。
そして、翌月に材料費などの支払いが来ますので、入ってきた現金をプールしておく必要があるのです。
資金繰りを的確に計画立案できていないと、入ってきたキャッシュを使ってしまったりするものです。
資金繰りのコツは3ヶ月後、半年後の資金繰り計画表を作り、月末に必ずチェックします。
これを怠るとやもすれば、資金ショートに陥る可能性があります。
資金ショートは金融機関からの借り入れを依頼して凌ぐことになりますが、金融機関はいつでも融資してくれるものではありません。
資金マネジメントができない経営者として、金融機関から見られてしまうと印象が良くありませんよね。
起業後は、できれば1年間の資金繰り計画概要を策定して、キャッシュフローマネジメントを実施していきましょう。
事業にとって、カネは血液です。
貧血気味の経営は、動き(戦略)に余裕が生まれません。
また、血液が不足すると輸血(融資)が必要になりますが、これも限界があります。
日々の商売(経営)の中でいかにキャッシュを生んでいくか?を日々考案し、どこにカネを使徒するか?を考えることが経営者の大切なタスクです。
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