起業家が軌道化するために−16 〜起業後のマーケティング考察〜

商工会議所や経済団体が主催する「創業セミナー」。セミナー自体は意義のあるものだと思っています。

起業家にとって創業するためのマインドやノウハウは、学に値する課題だからです。

しかし、本当に大変なのは起業後…です。

起業してから軌道化するための道筋(ロードマップ)と考え方、戦略や手法です。

ですので、「起業後の軌道化セミナー」への参加をお勧めします(そんなセミナーがあるならば…ですが)。

起業後の軌道化は、何と言っても「事業計画書(経営方針書ともいいます)の策定が大切です。

よく、会計事務所などがすすめる事業計画書は「数字の羅列」で終わっているのを目にしますが、そんなものは何の価値もありません。

数字(業績)はあくまでも目標と結果にしか過ぎず、結果を生むための戦略とアクション(実行)プランがモノをいうからです。

事業計画書は、各月のマーケティング戦略、スタッフ育成戦略、商品開発戦略、財務戦略を盛り込みます。

「ヒト、モノ、カネ、ジョウホウ」に関わる戦略を”前もって計画”することが重要です。

事業計画書は、策定したら終わりというモノではなく”運用”しないと意味がありません。

日々、C&C(チェックアンドコントロール)していくことです。

これをPDCA(マネジメントサイクル)と言います。P=Plan(計画)D=Do(実行)C=Check(検証)A=Action(改善)を実直に繰り返していくのです。

そして、月の終わりには必ず月次決算をしましょう。

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