自責と他責

中小企業経営も”働く”ということについても、外部環境に依存してしまうと現状打破ができません。

外部環境に責任転嫁してしまうことを”他責”と言います。逆に内部環境に変化をもたらし、現状打破を試みる行為を”自責”と言います。

中小企業経営における「景気は、有効需要が決めるのでなく、有効供給が決める」ということを、恩師坂本光司先生から教わりました。

有効需要は、外部環境が決定します。有効供給は内部環境が決定しますよね。

つまり、中小企業が「お客様が喉から手が出るほど欲しがる商品・サービスを開発・提供する」ことが有効供給であるという考え方です。

中小企業の構成メンバー(正社員、準社員含め)は、そのような覚悟と価値観を持つ必要があります。

自らの言動で、課題を解決していくポジティブシンキングとパワー(推進力)が必要です。

そして、ヒトが最大の経営資源である中小企業は、そのような人財を育んでいく使命があります。

今日も、あるクライアント様の人事考課策定会議を実施しました。

評価基準を具体的に文言化、明文化、見える化していくのですが、まさに”自責の考え方”の基に現状打破していく人財を評価する仕組みづくりなのです。

他責でしか考えられないメンバー(社員)は、いつまでたっても成長が望めません。

今の自分の境遇は、所属会社が悪い…業界が悪い…世の中・社会が悪い…という考え方をしてはいけないのです。

いつの時代も、どんな環境においても”自責=自らの責任において言動する”ことが大切なのです。

 

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