淘汰される会社、生き残る会社

事業承継が、企業経営における大きな課題となっていますが、承継する前に淘汰される企業も数多くあります。

淘汰…悪いものが除かれることと言う意味ですが、志が達成できずに市場から退場せざるを得ないとなると、残念ですよね。

中小企業経営は、「永続発展(えいぞくはってん)」が目的です。

今日のように、ものが溢れて情報化が進んだ社会においては、業績拡大を目的とした企業経営は限界があります。

世の中から淘汰されない、生き残れる会社を、経営者は作り上げていく必要があります。

淘汰される会社の特徴…。

損得勘定で意思決定する会社…意思決定の基準は、損得でなく”善悪”でなされなければなりません。善悪の基準は、社員やお客さまにとって”良いことか悪いことか”です。

社風(会社の雰囲気)が悪い会社…社員が居心地の悪い会社は、人財が流出(退社)しがちです。人財の損失は、淘汰に直結します。

責任転嫁する会社…経営者が、社員やお客様、景気や外部関係者に”うまくいかない”原因をなすりつける会社は、周囲から支えられなくなります。

現状認識できない会社…自社の現状(業績やモチベーション)を客観的に認識できない会社は、リスクが高まります。結果として、生き残るための”打ち手”が限られてきます。

人を大切にしない会社…社員を駒のように扱う会社。業績至上主義で”稼いでナンボ”の会社は、最強の経営資源(ヒト)が枯渇していきます。

中小企業経営者の皆様。自社の現状はいかかがですか?

”継栄(継続して栄える)”ことが企業経営の目的です。正しい経営を志していきましょう。

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