コンサルタント(中小企業診断士)の立ち位置
中小企業経営者やクライアントとする企業にとって、経営コンサルタント(中小企業診断士)の立ち位置はどこにあるか?…時々考えます。
診断士をはじめとした、企業を支援する専門家(税理士や社労士など)は、その立ち位置を間違わないようしなければいけません。
なぜなら”先生”と呼ばれ、崇められるような存在だからです。
断言できますが、他の士業はともかくとして、中小企業診断士は先生ではありません。絶対に!
先生と呼ばれて、悦に入っている診断士を時々お見かけしますが、上から目線でモノを言うその態度に虫酸が走ったことを覚えています。
中小企業診断士(経営コンサルタント)は、あくまでも支援者であり、応援者であり、経営者の補佐役です。
かっこよく言うならば、参謀という言い方もできます。
企業の向かうべき方向性を指し示す提案をし、軌道修正する役目もあるからです。
また、ビジネスドクターという言い方をする方もいます。
確かに、中小企業にとって医者的な存在であることに間違いはないでしょう。
時に内科医として処方箋をし、外科医として手術(リエンジニアリング)を施します。
あえて医者的な存在であるとするならば、小生は「町医者漢方医」でありたいと思っています。
町医者は、専門医と違い全方位型の対処が求められます。そして、できるだけクライアントに密着し、寄り添った存在でなければいけません。
漢方医は、対処型というよりも予防型と言ったほうがいいでしょう。
企業の体質を改善し、”いい会社”としての社風と制度を形成するお手伝い…まさに漢方医と呼ぶにふさわしいでしょう。
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