ブランディング戦略の落とし穴

中小企業が躍進していく秘訣は、ブランディング戦略にあると言っても過言ではありません。

ブランディング戦略の正体は、”こだわり”や”USP=他社商品にはない強み”を浮きだ立たせることにありますが、ブランディング戦略には大きな落とし穴があることに注意する必要があります。

ブランディングは、時間をかけてじっくりと創り上げていくことが必要ですが、ある時期を過ぎると一人で走り出していく傾向があります。

ユニークな取り組みや、輝くようなブランディング・シンボルにはマスコミも取り上げる傾向にあり、大衆の目が集中していくためです。

現代ような超情報化社会において、自ら媒体情報を発信していけるような環境では、なおさら”ブランディングの一人歩き”が加速しています。

ブランディングには様々な落とし穴がありますが、最大の落とし穴は「人財力が追いついていかない」ことです。

な〜んだそんなことか…と思うことなかれ!

ブランディング戦略を構築していくのは、ブロックを一つ一つ積み上げていくことに似ている、地道な作業です。

そして、このブロックを積み上げていく主人公は、人財そのものです。

注目されていた企業ブランディングが、メンバーの不祥事で一気に崩れ落ちる現象は、今までの歴史で繰り返されてきたこと。

特に中小企業は財力に限界があるため、ブランディング戦略は社運かけた一大戦略のはずです。

商品や企業ブランディング戦略を推進していくことは、人財力を上げていく施策を併用することが重要なのです。

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